集中して本をよむのが難しい年頃になってまいりました。
メガネをPCモニタに合わせて作ってたんだけど、手元が見えにくくなっちゃってさ…
で、手元用も作ったけど、ほんとに手元しか見えん。どうしよ。
『寿司屋の後藤』伊藤和典
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163920979
以前、有料会員向けに公開されていた作品。年会費を払うような活動をする民ではございませんで、ふーん、連載してるんだあーと遠くから眺めるだけだったのだが、なんとまとめたものが出版された。わあい。物理本だいすき。
時系列的には映画2の後日談。だけど、メインはタイトルの後藤(元)隊長と、寿司屋に入り浸る常連さんの話。
特車二課メンバーについては、そうかみんな警官辞めちゃったんかーそらそうかーと今更ながら気付くぽんこつ。実は映画を見た当時はあまり良く考えていなかった。劇中ではコメディ的な表現をされてた事柄も、まともな感覚でいたらそういう感想になるようなあーとか様々な視点が読める。
短編が14話。そこに一人ひとりと懐かしい人物が現れる。次は誰だろう? と最後まで飽きない…というか、最後の登場人物がちょっと痺れるよね。
だけどショートショートを書店特典にしたのは解せぬぞ、新潮社。特車二課の面々の物語だったらコンプに走らなければならなかったが、そうではないのでまあいいか。いいか? 描き下ろしさせてまさかそれっきりってことはないだろうから、今後どこかで収録されることを期待。
『ぼくの地球を守って』日渡早紀
https://hanayume.com/series/d700a1f523048
ドラマ化の報が流れてきてびっくり仰天。文庫版を持っているので読み直し。
前世の記憶を少しずつ思い出していく高校生たちが過去の出来事に翻弄されるSF。
連載開始時は前作と絵柄が違うし、ポエムな感じで話が動かないし、他社の人気作のパロを入れるしで好きになれなかった。第二部あたりからようやく面白いと思えるように。
今読むとコンプライアンス的にまずかろうというシーンが多々あるねえー当時は全然気にしてなかったな。時代ぃー
それにしてもすごい構成だ。「なぜ?」が現在と過去のストーリーを行き来して埋まっていく。
過去編のヒロインである木蓮が、感動的な「美しさ」で描写される。だけどその絵柄だけではないストーリーの複雑さ。
『ここはグリーン・ウッド』那州雪絵
https://www.hakusensha.co.jp/comicslist/41754/
男子校の寮のメンバーを中心としたコメディ。「ぼく地球」と同時期に読んでたやつ。これも読み直し。
改めて読むと、これもだいぶメッチャクチャやってるな〜同じく当時は全然気にしなかったけど、じゃあ今これを中高生に読ませていいいのか? と考えると「この時代はね、」という前置きが必要ねっておもっちゃう年寄り。
それはそうとして、終始テンション高く、元気。セルフ二次創作な話もあったり。今こういうの無いんじゃないだろうか。ドタバタだいすき。
なお、当時のグッズ(雑誌の付録)を未だに持っている。
そして、この頃からわたしはタレ目の兄貴分キャラに弱い。
『二月に殺して桜に埋める』(1)鳥トマト
https://younganimal.com/series/750f1b7c65125
大学受験を巡る話…だけど受験のハウツーではなくて、文系大学に行きたい主人公と医学部受験させたい母親とのバトルマンガ。バトル…でいいんだよな?
希望する大学受験用の勉強をするため、あらゆる手を使う。なんやこれ。スピート感がよすぎる。絵はうまいわけではないが、下手ではない…個性が強い。
『東京最低最高』を3巻まで買っていたのだがなぜかこの新作の情報が流れ出てきて、おおい! 完結してるんか?! 4巻どこーーと慌てて探した。
本屋にはもうなくて、ネットショップで無事購入。あっぶな。
『此方より』小林泰三
https://www.kadokawa.co.jp/product/322602001302/
「全作品、単著初収録!」とはいえ1.500円弱の文庫とはなあーと躊躇したけど、買って読んでみたら全作品わたしの好きなタイプの小林泰三作品だった。
噛み合っていない会話だけで話が進んで、つまりどういうこと? と思っていると、最後に落とされる。
褒め言葉なんだけど、ほんとうに気持ち悪い文章を書くのが上手すぎる。他にないホラー作家。
『中国の神話・伝説』伊藤清司
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480513564/
「羅小黒戦記」を無邪気に観ているが、そもそも中国の人々の一般的な神話や昔話感てどんなんだろ…? と今更気になったので。
「神」というものの定義がどうもだいぶ違うのだろうが、敬ったり畏れたりではなく食べてしまう話もあるのはびっくりする。そういや北方謙三の『水滸伝』でも倒した敵をその場で料理している描写があったのだが、感覚的には普通なのだろうか。
日本の昔話に似たものもあり、なるほどこれが原点なのかな。昔話ってどういうふうに発生するのかな、ってずっと思ってる。
天地が傾いて東南へ河川が流れるという話があって、驚いた。自分たちが住んでいる実際の地理を把握している上で、おはなし(神話)を作れる感覚の人がいたのだな。
『警視庁公安部外事課』勝丸円覚
https://books.kobunsha.com/book/b10171277.html
元警視庁公安部外事課の著者による、お仕事本。
「公安」って小説や映画によく出てくるけど実は全然良くわかってなかったので、こういう本があるとちょっと知ることができて助かる。
この他にも漫画やラノベはいくつか読んでいるよ。

