2023/01/07

書体沼

 年末に「最終校正では問題がなかったのに、印刷したら文字化けが発生した」書籍、というにわかには信じがたい話があった。
いったいどうやったらそうなった…? 頑張って組版した書籍データの納品物がこんな文字化け状態になってたら本気で泣いちゃうよ。


再現を載せている方がいた。

・問題の書籍
『言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼』正誤表(あさ出版)
http://www.asa21.com/news/n50730.html

・再現
フォントファミリーに係るルビの文字化けについて(ぼんぷろぐ)
http://sysys.blog.shinobi.jp/Entry/98/


合成フォントでファミリーを作れることを初めて知ったわ。なるほどこういうズレが発生するのか。あとたしかに未インストールの書体が合成フォントにいると見つけづらい。

だけど、DTP側で大丈夫で校正のPDFで大丈夫で、印刷用データがなんで文字化け……??
と、思ったけど「ねとらぼ」の記事の1/5の追記を読むと、結局印刷所が使用しているフォントを持っていなかったそうだ。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2212/30/news070.html


いやでもエラー出ると思うんだけど…「合成フォント名か未インストールの使用フォントが、既存のよくあるフォント名に似ていたので置き換えちゃった」とかだろうか。それにしたって検版もすり抜けるなんて。さすがにザルすぎんか。あと「くん」は書体の問題じゃ無いよね。なんだこれ。

いずれにせよ、「ユニークな書体」で本文を組むのはやめてほしいよね……。

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